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困窮学生への支援策相次ぐ 緊急事態宣言継続の埼玉

 新型コロナウイルス感染拡大を受けた緊急事態宣言が継続される地域では、経済的に困窮する学生たちが引き続き苦しい生活を強いられることになる。埼玉県では、各大学が学生への援助策を相次いで打ち出し始めた。返済が不要な奨学金を給付したり、学費の納入期限を延長したりして、大学生活への影響を最小限に抑える構えだ。

 埼玉大(さいたま市桜区)は6月上旬から、生活に苦しむ学生に返済不要の奨学金を給付する。給付額は実家から通う学生が3万円、アパートなどで一人暮らしをしている学生が5万円で、対象は約1200人と見込む。

 奨学支援などのための基金5千万円を取り崩して給付に充てるといい、教職員らに対し基金への寄付の呼びかけも行っている。

 埼玉大では、感染拡大の影響で親の収入が減って仕送りが受けられなくなっている学生も多く、大学の担当者は「できる限り多くの学生を支援したい」と話す。

 1人5万円の返済不要の奨学金に加えて、学費の納入期限を延長するのは日本工業大(宮代町)だ。春学期分(1年生で約67万円)について、当初は4月10日としていた納入期限を6月30日に延長する。希望すれば、家計などの事情によって8月10日まで延ばすことも可能という。担当者は「今後の情勢は不透明だ。学生が安心して勉学に取り組めるようにする」と強調する。

 東京国際大(川越市)も返済不要の奨学金を給付する。春学期の授業料の50%にあたる20万円超と高額なのが特徴だ。

 現時点で対象人数は定めておらず、大学の担当者はは「家計が急変した学生への支援強化で、有為な人材育成につなげたい」と話している。(中村智隆)

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