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「抗原検査キット」薬事承認 感染疑いあれば患者の自己負担なし

 厚生労働省は13日、新型コロナウイルスの感染の有無を15分程度で簡易診断する「抗原検査」の検査キットを薬事承認した。中央社会保険医療協議会(厚生労働相の諮問機関)が同日、公的医療保険の適用を決める。同省は抗原検査に伴う医療機関の診療報酬を6千円とし、医師が感染を疑った場合は患者の自己負担をなしとする方針を固めた。

 承認されたのは、臨床検査薬メーカー「富士レビオ」(東京)が4月に申請していたキットで、当面週20万件分の供給が可能。判定結果が陰性の場合は、確定診断のため数時間かけてPCRで再検査する。陽性判定はそのまま活用できるため、検査の効率化と件数の拡充が期待される。

 抗原検査はインフルエンザの診断で広く使われ、ウイルス特有のタンパク質(抗原)を狙ってくっつく物質を使い、検体に含まれるウイルスを見つける。鼻やのどの奥からぬぐい取った粘液をキットに垂らせばその場で結果が分かる。

 新型コロナ専門外来のように感染防止策が取られた医療機関での使用を想定し、発熱やせきなどの症状がある人に医師の判断で行う。施設内感染を防ぐために救急搬送された患者や手術前の患者に実施するほか、医療機関や高齢者施設内での感染者調査といった使い方も見込んでいる。

 また、加藤勝信厚労相は12日の閣議後会見で、新型コロナの治療薬として特例承認された「レムデシビル」が米製薬会社ギリアド・サイエンシズから提供され、医療機関に配り始めたことを公表した。重症患者に投与される。契約上の理由で供給量を明らかにしなかったが、医療機関を通じて消費量や必要量を把握し、管理すると説明した。

■抗原検査とPCR ウイルス感染の有無を調べる方法。「抗原検査」はウイルス特有のタンパク質(抗原)を狙ってくっつく物質を使い、患者の検体中にウイルスがいるかどうかを調べる。PCRはウイルス特有の遺伝子配列を、専用の装置で増幅して検出する。検体は鼻や喉の奥を綿棒などでこすって採取した粘液を使う。PCRが判定に数時間程度かかるのに対し、抗原検査は15~30分でできる。他に感染後、免疫反応によって体内にできる抗体を探す「抗体検査」もある。

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