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【がん電話相談から】子宮頸がんで妊娠希望 扁平上皮タイプで切除断端が陰性なら可能

 Q 30代の女性です。今年2月、検診で子宮頸部(けいぶ)の異常を指摘され、病院を受診。高度異形成と診断され、子宮頸部円錐(えんすい)切除術を受けました。病理検査の結果、子宮頸がんステージIA1期との診断でした。主治医からは子宮全摘出を勧められました。妊娠を希望しています。全摘出は避けられないのでしょうか。

 A 円錐切除術で摘出物の病理診断を行うと、切除断端にがん細胞や異型細胞が認められるか否かが判明します。もし切除断端(膣側、頸管奥側、頸管の筋層深部側)のいずれにも病巣がなければ、とりあえずは治癒が見込まれます。

 もし、扁平(へんぺい)上皮がんのIA1期(上皮の下部の間質に深さ3ミリ、長軸方向への広がり7ミリ以内の微小浸潤)の場合で、円錐切除後の切除断端が陰性となれば、治癒が見込まれます。今回は扁平上皮がんで、切除断端が陰性であれば、子宮の全摘出をせずに経過を見て、ご希望であれば半年以降に妊娠は可能になると思います。

 ただし、もし腺がんなら、切除断端が陰性でも、頸管奥側にスキップ病巣(飛び地病巣)が残存することがあり、安易に治癒するとは言えず、より慎重に経過を見ます。

 Q 全摘出をせずに、がんが消えることはありますか。

 A もし円錐切除の切除断端にがんが認められると、残した子宮頸部に残存病巣が残っていると考えます。それが自然に消失するか否かは明白とは言えませんが、おそらくは残存し続け、ゆっくり増大するのではないかと心配します。

 時々相談されるのは、IA1期で切除断端にがんが認められても、本人が子宮温存を希望する場合です。再発のリスクが高いので、現状では子宮全摘出を勧めます。ただし、未妊娠・未出産のケースでは、「命に代えても温存希望」と言う方もいます。その場合は慎重に経過を見て、やはり再発病巣が認められるときは、再度の円錐切除を行ったり、やむなく子宮全摘出に同意していただいたりします。

 Q 円錐切除術のみの治療の場合、再発率はどのくらいですか。

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