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札幌で最多5人死亡、9人感染 道内感染者延べ954人 

札幌市の新型コロナウイルス感染者の状況を説明する市の担当者=10日(寺田理恵撮影)
札幌市の新型コロナウイルス感染者の状況を説明する市の担当者=10日(寺田理恵撮影)

 札幌市は10日、同市内で新型コロナウイルスに感染していた患者5人が亡くなり、新たに9人の感染が確認されたと発表した。北海道では同市以外に死者や新たな感染者は確認されなかった。道によると、道内の死者は計56人、感染者は延べ954人(実人数947人)となった。

 札幌市によると、亡くなったのは70代の男女4人と100歳代の女性。同市が1日に公表する死者数ではこれまでで最も多い。

 市内では4月から「第2波」が押し寄せ、市中感染に加えて高齢者施設や病院で感染が拡大。市の担当者は相次ぐ高齢者の死亡について「施設内の感染が関係している」と説明した。

 同市内の1日の感染者は4日連続で1桁にとどまった。市によると、週ごとの新規感染者は4月26日~5月2日に161人と急増したが、同3~9日は91人に抑制された。

 市の担当者は「落ち着いてきたが、約2週間前から人と人との接触を控えた効果が出てきているので、油断せず対策を続けていく必要がある」との認識を示した。

 10日に市内で新たに判明した感染者のうち6人は感染経路が分かっておらず、1人は「国立病院機構北海道医療センター」(西区)の感染症病棟に勤務する看護師。この病院での感染者は初めてで、市保健所は院内感染の可能性も含めて調査するとしている。

 同センターは、札幌市内で感染した重症・中等症患者に対応している2つの病院の一つ。同センターによると、感染が判明した看護師は軽症・中等症患者を担当していたという。

 札幌市の10日時点の重症者は25人。秋元克広市長はは4月30日時点で重症者を受け入れ可能な病床数を32とし、「高齢者施設などで重症者が増えれば厳しい」と医療提供体制が逼迫(ひっぱく)する恐れを指摘していた。市と同センターは、現時点で同センターでの患者の受け入れに変更はないとしている。

 10日はこのほか、クラスター(感染者集団)が発生している介護老人保健施設「茨戸(ばらと)アカシアハイツ」(北区)で新たに入所者の80代女性の感染が確認された。この施設の感染者は入所者58人と職員16人の計74人に上る。

 市内ではこれまでに8つのクラスターが発生。うち、札幌呼吸器科病院▽国立病院機構北海道がんセンター▽札幌厚生病院▽コールセンター▽スポーツ教室▽茨戸アカシアハイツ▽茨戸デイケアセンター-の7つについて、市は現在も濃厚接触者の健康観察を続けている。

 10日はコールセンターに勤務する20代女性会社員の感染も確認され、コールセンターの感染者は計18人となった。

 道によると、10日午後4時時点の道内で治療中の患者は439人で、うち26人が重症となっている。

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