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じわり広がる「先払いチケット」 苦境の飲食店を支援 埼玉

さいたま市浦和区などの飲食店で販売が始まった先払い式の「浦和飲食応援チケット」=8日午後(竹之内秀介撮影)
さいたま市浦和区などの飲食店で販売が始まった先払い式の「浦和飲食応援チケット」=8日午後(竹之内秀介撮影)

 新型コロナウイルス感染拡大の余波で深刻な売り上げ減少にあえぐ飲食店を、「先払いチケット」で支援する取り組みが広がっている。あらかじめチケットを購入し、感染の広がりが落ち着いてから使うという仕組みだ。今は行けない、だけど店を応援したい-。そんな常連客らに好評だ。

 さいたま市浦和区の飲食店を中心に約70店舗が加盟する「浦和飲食コミュニティー」は、先払い式の「浦和飲食応援チケット」の販売を始めた。

 価格は1枚1千円で、レストランやバーなど賛同店約60店舗の中から支援したい店を選んで購入し、後からその店で利用できる。有効期限は9月末までで、約3千枚発行する。

 天沼啓吾実行委員長は「今は店に行けないという人にもチケットを購入してもらい、コロナ禍が落ち着いたころに足を運ぶきっかけになれば」と期待を寄せる。

 消費者にとっての「お得感」にも配慮しているのは、川口商工会議所(埼玉県川口市)のプレミアム付き食事券だ。

 対象となる同市内の66店舗(8日正午時点)の中から応援したい店を選び、3千円、5千円、1万円のいずれかのコースを選択すると、金額に10%分が上乗せされた食事券が送られてくる。食事券の有効期間は7月1日~11月30日。

 支援金額はすでに約160万円に達しており、商工会議所の担当者は「川口市のにぎわいを長い間支えてきた飲食店を応援する」と意気込む。

 埼玉県美里町商工会が5月25日から販売するチケットは、50%という破格の上乗せ率が売りだ。町内の飲食店約30店舗で使うことができる1セット3千円分のチケットを、町民を対象に2千円で販売する。6千セットの販売を予定しており、1人5セットまで購入できる。上乗せ分については地域経済活動支援事業として町が補助を行う。

 「もうひと踏ん張り。お互い頑張ろう」

 川口商工会議所の食事券の購入者の一人はこう話す。なじみの店を守りたいという消費者の思いが、先払いの取り組みを後押ししている。

(竹之内秀介、中村智隆)

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