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チャイナ・デーリーがEU寄稿文から「感染、中国で始まった」の記述削除 EU側は原文公開で不快感

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 【パリ=三井美奈】中国政府系英字紙チャイナ・デーリーが、欧州連合(EU)27カ国の中国大使による共同寄稿から、新型コロナウイルス感染は「中国で始まった」とする記述を削除して掲載したことが分かった。EU側は6日、寄稿の原文を発表し、不満を表明した。

 寄稿はEUと中国の関係樹立から45年にあわせ、コロナ対策や環境問題、経済復興で、双方の協力の重要性を訴える内容。原文は、EUとドイツ、フランス、イタリアの3カ国の在中国大使館が、ウェブサイトを通じて発表した。感染は「中国で始まり、3カ月間のうちに、世界の他地域でも続いて広がった」と記されていたが、同紙が掲載した寄稿では消えている。削除要求は、ウイルス起源をめぐる米中対立への配慮とみられている。

 EU報道官は、事前に削除の連絡があったことを認め、「完全な形で掲載されなかったのは遺憾。中国外務省に懸念を伝えた。EUのメッセージを伝えることを優先し、最終的には(原文と異なる文章の)掲載を受け入れた」と述べた。

 ウイルス起源をめぐっては、米国が中国・武漢の研究所が感染源ではないかと主張するのに対し、中国が反発。解明に向けて、メルケル独首相が中国側に透明性の確保を求めるなど、欧州でも対中圧力が強まっている。

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