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営業再開“ならし運転” 一部で休業要請解除

一部店舗が営業を再開した飲食店街(青葉おでん街)=7日午後、静岡市葵区(川口良介撮影)
一部店舗が営業を再開した飲食店街(青葉おでん街)=7日午後、静岡市葵区(川口良介撮影)

 政府が新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言を31日まで延長してから初の平日となった7日、13の「特定警戒都道府県」以外の感染拡大が抑えられている地域などでは、休業要請を解除する動きが出始めた。

 4月29日以降、新たな感染者が確認されていない宮城県では、42業種約2万9千事業所を対象とした休業要請がこの日、全面的に解除された。

 仙台市中心部のパチンコ店「Pスパーク」(同市青葉区)は、朝から営業を再開した。来店客にマスク着用を義務付け、営業時間も当面、午後10時までに短縮するという。同店主任の伊藤浩二さん(37)は「ルールを守らなければ批判を受ける。今後、感染者が増加したら(再度の休業も含めて)県の方針に従うつもりだ」と話した。

 伊達政宗の騎馬像で知られる青葉城(同区)の資料展示館は、10日に再開することを決定。来館者にはマスク着用、アルコール消毒を求めるほか、城の歴史などを学ぶシアタールームの定員を従来の152人から20人と大幅に制限し、座席の間を約3メートル空ける対策を取るという。同館学芸員の大西遼さん(26)は「再開までには正直、5月いっぱいかかると思っていた。感染防止対策に万全を期したい」と語った。

 一方、静岡県では、カラオケボックスやパチンコ店など一部業種・施設を除いて自粛要請を解除した。

 13日ぶりに営業を再開した清水港を見渡せる複合商業施設「エスパルスドリームプラザ」(静岡市清水区)では、映画館などを除く全テナントの約7割が店を開けた。食料品売り場には、レジに設けられたビニールシートの仕切り越しに昼食の弁当などを買い求める人の姿が相次いだ。ドライブの途中に家族で立ち寄ったという同県富士市の女性(29)は「大型連休中、学校や保育園の休業が続いて子供らは外出できなかったので気分転換に来た」と、笑顔を浮かべた。

 隣接する神奈川、愛知両県が特定警戒地域のため、来店に神経をとがらせる店舗も。浜松市中区の繁華街で営業するある飲食店では、店内での飲食は当面、地元の常連客を中心とし、休業中に始めたテークアウトも続ける予定。男性店主は「お客さんには来てほしいが、感染リスクにも備えなければならない。当面は“ならし運転”にならざるを得ない」と打ち明けた。

 長野県も、休業要請を一部緩和。同県飯田市の職場に出勤したパート社員の高島真里さん(27)は連休中、自宅で掃除や洗濯をして過ごした。「飲食店が通常通り営業するようになれば、気軽に外食できる」と期待を寄せる一方、「県外に住む高齢の親戚が心配」と話した。

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