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休業要請解除の静岡 「3密回避」徹底、そろり再開

13日ぶりに再開したエスパルスドリームプラザのフードコートでは、客が対面しないように椅子が配置されていた=7日、静岡市清水区(田中万紀撮影)
13日ぶりに再開したエスパルスドリームプラザのフードコートでは、客が対面しないように椅子が配置されていた=7日、静岡市清水区(田中万紀撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大が抑制されている静岡県内は7日、県や一部自治体の休業要請の解除を受けて飲食店が再開するなど経済活動が動き出した。ただ、全国を対象とした政府の緊急事態宣言が延長されたことを受けて再開時期を遅らせる施設もあり、対応が分かれた。

 7日、静岡市内の居酒屋の営業を再開した「岩生グループ」の市川岩生代表は企業の在宅勤務などを念頭に「外出自粛ムードが続き、客足は戻りにくいと思うが、1組でも2組でも多くのお客さんに来てほしい」と強調する。

 居酒屋は「ステイホーム(家にいよう)週間」のスタートと同時に休業し、テークアウトに切り替えた。それでもテナント料などの負担は重く、解除に合わせて再開を決断。普段は6人用のテーブルも間隔をあけて2人限定とし、密閉、密集、密接の「3つの密」を回避するなど感染防止策も徹底する。

 店内のテナントの約7割が再開した複合施設「エスパルスドリームプラザ」(静岡市清水区)には、家族連れらが次々と訪れた。運営会社は「うちは食料品店が中心で個人事業主も多い。休業が続くと存続できないところが出てくる」と再開理由を説明する。

 感染防止策を徹底して再開した河津町の体感型動物園「iZoo」にはこの日、44人が来園した。御殿場市から訪れた20代の夫婦は「少しでも園の力になりたい」と話す。

 園によると、4月は休業もあって売り上げは前年同月比で94%減少。一方、固定費負担が重くのしかかり、早期営業開始を切望していた白輪剛史園長は「本当に来てもらって感謝している。再開は大きな一歩」と話す。ただ、首都圏など県外からの来園については、緊急事態宣言解除後の来園を呼びかける。

 静岡市葵区の「おでん横丁」の各店も大半が再開したが、県外からウイルスが持ち込まれる感染リスクへの懸念は消えない。男性店主は「正直言ってびくびくしながらの再開」と打ち明け、「お客さんに店内で体温を測ってもらったり、東京から来たと言われて帰ってもらったりすることもできない…」と困惑する。

 一方、同市葵区の大型商業施設「新静岡セノバ」は17日までの休業を決めた。不特定多数の来店や、県の休業要請の完全解除が17日までずれ込むことなどを考慮し、慎重に判断した。

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