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処理水30キロ拡散と東電予測 漁業者「風評助長する」

請戸漁港から望む福島第一原発=3月11日午前、福島県浪江町(川口良介撮影)
請戸漁港から望む福島第一原発=3月11日午前、福島県浪江町(川口良介撮影)

 東京電力は2日までに、福島第1原発の処理水を海洋放出した場合に、放射性物質トリチウムがどこまで拡散するか予測を公表した。トリチウムの年間放出量が100兆ベクレルなら海水中の濃度が通常より高くなる範囲は南北約30キロ、沖合約2キロと見込んだが、地元漁業者は「福島からの放出に前のめりになっている。風評被害を助長しかねない」と不快感を見せる。

 東電によると、第1原発構内からの年間放出量を事故前の管理目標値である22兆ベクレルから、最大想定100兆ベクレルまでの間で4通りに分けた上で、過去の海流の状況や風速などを基にシミュレーションした。トリチウムは通常の海水にも含まれ、福島県沖では最大約1ベクレルが検出されている。

 年間100兆ベクレルの放出では、海水中の濃度が1ベクレルを超えるのは北側約10キロ、南側約20キロ。年間22兆ベクレルの場合は南北約3キロ、沖合約700メートルとした。東電担当者は「濃度が上がるのは原発付近に限られる」と説明する。

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