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「ステイホーム」に潜むリスク 主な感染経路、外出先から家庭内へ

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言の延長が確実な情勢となった。自治体が外出自粛や休業の要請を徹底してきた結果、感染の経路にも変化が生じつつある。埼玉県の集計によると、4月以降は外出先での感染が減少してきた半面、家庭内感染が増えているという。感染リスクは「ステイホーム」の日々にも潜んでいる。

 埼玉県が発表した感染者(発症日が判明しているケースに限る)の感染経路を「2月8日~3月31日」と「2月8日~4月26日」の2つの期間で比べると、大きな変化が見てとれる。

 「詳細不明」を除くと、最多が「国内の外出先」であることに変わりはないが、その割合は36%から23%に落ち込み、10%だった「家庭内」が21%に増えた。17%だった「海外」はわずか5%になっており、感染拡大の状況が大きく変容していることが分かる。

 県保健医療政策課の担当者は、感染経路の変化について「外出自粛要請の効果があらわれつつある」と分析し、今後は家庭内感染の予防が課題という認識を示す。

 埼玉県内の自宅待機者は228人(4月30日午後5時現在)に達し、自宅での療養中に家族に感染させたケースもある。担当者は「家庭内でタオルを使い分けたりするなどの対策を周知する必要がある」と指摘する。

 院内感染の抑止も喫緊の課題だ。感染経路の割合では「病院・福祉施設など」は2%から13%に大きく伸びている。県の担当者は「厚生労働省や各保健所が病院に感染対策の指導を行っている。将来的には発生を抑止できるようになるのではないか」とみるが、決め手となる手立ては見いだせていないのが実相だ。(竹之内秀介)

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