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札幌の感染急拡大、北海道知事「都市封鎖相当の自粛を」

共同記者会見で「都市封鎖相当の自粛」を求める北海道の鈴木直道知事(右)と札幌市の秋元克広市長(寺田理恵撮影)
共同記者会見で「都市封鎖相当の自粛」を求める北海道の鈴木直道知事(右)と札幌市の秋元克広市長(寺田理恵撮影)

 札幌市での新型コロナウイルスの感染拡大を受け、北海道の鈴木直道知事は30日、臨時の記者会見を行い、「わが国では都市封鎖ができないが、それに相当する行動自粛をお願いしたい」と述べ、札幌市民に大型連休中は家にいるよう強く要請。札幌市から全道に広がる恐れがあるとして、道民にも札幌を訪れないよう求めた。

 札幌市では病院や介護施設などで相次いでクラスター(感染者集団)が発生し、27日から4日連続で25人以上の感染者が判明。30日は、これまでで最も多い27人が確認された。

 札幌市で治療中の患者は299人に上り、このうち重症患者は16人。これに対し、病床数は軽症者療養ホテル260床と医療機関267床。うち重症患者に対応できる病床は32床にとどまり、大型連休中に医療体制が逼迫(ひっぱく)する恐れも生じている。

 この日、鈴木知事と共同で記者会見を行った札幌市の秋元克広市長は「高齢者施設などで患者が拡大すれば重症者が増え、連休中にも病床が不足する」と危機感を表明した。

 秋元市長は感染の疑いのある人の救急搬送を受け入れる病院が決まりづらい状況も明らかにし、「たらい回しを回避する」として、市立札幌病院を新型コロナウイルス対応に特化する方針を示した。通常の救急患者は他の病院が担うよう、道に協力を求めた。

 札幌市などによると、30日は介護老人保健施設「茨戸アカシアハイツ」(北区)に入所中の100歳代女性や介護福祉士4人の感染が確認され、この施設の感染者は計40人となった。

 院内感染が拡大を続けている「国立病院機構北海道がんセンター」(白石区)でも同日、新たに看護師ら4人の感染が確認されて計71人に。クラスターが発生したスポーツ教室とコールセンターでは、感染者がそれぞれ計13人となった。

 一方、感染経路が分からない患者も増えている。30日に判明した感染者27人のうち経路不明が14人と過半数を占め、秋元市長は「市中感染が広がり、院内感染などにつながっている」との見方を示した。

 また、道教育委員会は30日、各市町村教委に臨時休校を10日まで延長するよう要請した。11日以降については、国の緊急事態宣言の延長判断などを踏まえ、改めて通知する。

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