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「いまは静岡に来ないで」 観光スポット駐車場を相次ぎ閉鎖

静岡県熱海市に設置された来訪自粛を求める看板と、のぼりを手に立つ担当者=29日
静岡県熱海市に設置された来訪自粛を求める看板と、のぼりを手に立つ担当者=29日

 緊急事態宣言で海岸も公園も閉鎖ラッシュ-。新型コロナウイルス感染拡大を阻止するため、静岡県などは5月の大型連休中に感染が深刻な首都圏などの来訪者の流入抑止に躍起になっている。大型連休は例年、伊豆半島などに大勢の観光客が訪れ、観光業者も稼ぎ時だが、「ステイホーム(家にいよう)週間」の今年は様変わり。警戒を強めている。

 県は29日、普段なら観光目的の車が多く行き交う熱海市の国道沿いに「いまは静岡に来ないで」「この先施設休業中」とした看板を設置。職員らが自粛を呼び掛ける啓発ののぼりを持って道路脇に立った。

 県はこのほか、国道1号の駐車場「箱根エコパーキング」(三島市)や道の駅「潮見坂」駐車場(湖西市)などにも来訪自粛を呼びかける看板を設置した。いずれも神奈川、愛知、山梨3県境付近の主要な道路で「県外ナンバーの交通量が多い場所を選んだ」(県交通基盤部)。「Uターンはこちら」という案内板も掲げる徹底ぶりだ。

 県内自治体も観光スポットの駐車場を閉鎖するなど県と足並みをそろえる。

 城ケ崎海岸など多くの観光名所を抱える伊東市は、市内の宿泊施設375カ所に休業を要請したが、県外ナンバーを含む乗用車4台が傷つけられる器物損壊事件が起きたこともあり、観光客の来訪に神経をとがらせる。市は観光客向けに配信する動画で来訪自粛を呼びかけ、「落ち着いたらゆっくりと遊びに来てください」とのメッセージを添えた。

 沼津市は戸田漁港などに立ち入り禁止のバリケードを設置。大型連休中は職員が沿岸部などを巡回し、来訪自粛への協力を求める。

 静波海岸などサーフィンの人気スポットを抱える牧之原市も海岸沿いの駐車場を閉鎖した。しかし、路上駐車が相次いだことから、市は当面、7カ所のゲートを閉めて海岸を封鎖する“強硬策”に踏み切った。市の担当者は「出かける場所がないので『せめて海ぐらいは…』という気持ちも理解できるが、今は自粛してほしい」と話す。

 今週末に見頃を迎えるフジの花の名所で知られる蓮華(れんげ)寺池公園(藤枝市)も例年、観光客でにぎわう。しかし、今年は感染拡大を抑えるため、市は公園の駐車場を27日から閉鎖した。29日から閉鎖する予定だったが、25、26両日の週末に「横浜」や「川崎」など県外ナンバーの車両が押し寄せるなどして「駐車場の8割が埋まっていた」(市花と緑の課)ことに危機感を強め、閉鎖を前倒しした。

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