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北陸3県で感染広がる 人口1万人あたり2位は石川 

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 新型コロナウイルスの感染拡大による政府の緊急事態宣言から28日で3週間。人口1万人あたりの都道府県別の感染者数を分析すると、当初宣言の対象となった7都府県以外でも感染が広がっていることが明らかになった。特に北陸3県での拡大は深刻で、専門家は「連休中に他の都道府県に移動すれば、これまでの努力が無駄になる」と注意を促している。(鈴木俊輔)

 26日時点の各都道府県の累計感染者数と、平成27年の国勢調査を基に算出した。人口1万人あたりの感染者数が最も多かったのは累計感染者数も全国最多の東京(2・89人)で、他を大きく引き離した。

 累計感染者数は大阪が全国2位だが、1万人あたりで大阪(1・68人)を上回ったのが石川だ。人口1万人あたりの感染者数は2・03人。東京以外で唯一、2人を超えた。

 石川の感染者数は1カ月前の3月28日時点では9人。当時は感染者が100人を超えている都道府県が多く、谷本正憲知事が「無症状の方はお越しいただければ」と観光での来県を呼びかけ、批判も受けた。

 4月に入ると、状況は一変。連日感染が確認され、11日に100人を突破。さらに2週間足らずで200人となり、累計の感染者数は全国で11位となった。

 北陸ではほかに富山が1・66人、福井が1・53人で、全国4、5位に。6位以降は千葉(1・29人)、福岡(1・19人)など当初から宣言の対象となった県が続き、北陸での拡大の急速さを示している。

 増加の一因はクラスター(感染者集団)の発生だ。石川では病院や飲食店など6つのクラスターが起きたとみられ、富山、福井でも高齢者施設や飲食店で発生している。

 兵庫医科大の竹末(たけすえ)芳生(よしお)主任教授(感染制御学)は「感染経路不明とされている人でも、実際はクラスターに起因している場合も考えられる」と指摘。「クラスターの発生が市中で感染が蔓延(まんえん)する状況につながる危険もある」とする。

 一方、九州や東北を中心に、22県で1万人あたり0・5人を下回った。感染者が少ない地域もあり、政府は大型連休中の“コロナ疎開”や帰省自粛を呼びかける。竹末氏は「感染者数は一度減っても、気を緩めると簡単に第二波が起きる」とし、「これまでの自粛や我慢を無駄にしないためにも、連休中の外出自粛は最後まで完結させることが必要だ」と話している。

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