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コロナ専門化の大阪・十三市民病院 職員に「バス乗るな」…退職者も

新型コロナウイルス感染者のうち、中等症患者を受け入れる専門病院になる大阪市立十三市民病院=26日、大阪市淀川区(彦野公太朗撮影)
新型コロナウイルス感染者のうち、中等症患者を受け入れる専門病院になる大阪市立十三市民病院=26日、大阪市淀川区(彦野公太朗撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、中等症患者の専門病院となる大阪市立十三市民病院(同市淀川区)。5月初旬からの受け入れに向け準備が進められる中、最前線に立たされる医師や看護師らが偏見や差別に苦しんでいる。病院で働く医療従事者の一人が産経新聞の取材に応じ「感染リスクを抱えながら、命を救うためぎりぎりの状態で働いている。どうかやめてほしい」と訴えた。

■泣きながら転院準備

 「コロナがうつるから乗るな! 扉を閉めてくれ」

 コロナ専門病院になることが決まった数日後。十三市民病院前のバス停で、病院職員がバスに乗車しようとすると、中にいた乗客がそう叫んだという。

 「わたしたちは行き場のない思いをこらえて、目の前のやるべきことと闘っている。あまりに苦しくて悲しい」

 専門病院となることは、松井一郎市長が方針を表明した14日の夕方、ニュースで知った。病院内では5月1日にも運営開始というロードマップが示され、不安と戸惑いを抱えながら準備に奔走する日々が始まった。

 100人以上の入院患者らを周辺病院に転院させる手続きが始まると、不安で泣き出す患者もいた。余命数カ月とされる末期がん患者にも転院による負担をかけることになり、患者に謝りながら、医師や看護師も泣いた。

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