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【書評】『流人道中記 上・下』浅田次郎著

『流人道中記 上・下』浅田次郎著
『流人道中記 上・下』浅田次郎著

 万延元(1860)年、姦通(かんつう)の罪を犯したという旗本・青山玄蕃に、奉行所は切腹を命じる。しかし「痛えからいやだ」と拒否する罪人に、蝦夷(えぞ)松前藩への流罪判決が下された。事の子細を知らされず、見習与力の石川乙次郎が押送人に選ばれ、奥州街道を北へ進む。

 本来の格式は相当上位で三十半ばの玄蕃にたびたびちゃかされ、数え19の乙次郎の不満は募るばかり。しかし、道中出会う複雑な事情を抱えた人々と向き合う流人の姿勢に、見る目が変わっていく。乙次郎が自らの生い立ちを語りだすと、切腹を拒んだ玄蕃の真意も明らかになっていく…。(中央公論新社・各1700円+税)

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