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抗体検査のキット、性能調査を開始 感染実態把握へ献血活用

衆院厚生労働委員会で答弁を行う加藤勝信厚労相=24日午後、国会・衆院第16委員室(春名中撮影)
衆院厚生労働委員会で答弁を行う加藤勝信厚労相=24日午後、国会・衆院第16委員室(春名中撮影)

 加藤勝信厚生労働相は24日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染後に体内にできる「抗体」の有無を調べる簡易検査キットについて、性能評価の調査を日本赤十字社と協力して始めたことを明らかにした。性能を見極めた上で、感染の実態を把握するための疫学調査につなげたい考えだ。

 今回の調査では、献血された血液の残りを提供者の同意を得た上で活用する。海外で承認されている複数のキットについて、信頼できる精度で抗体を検出できるかどうかを調べる。

 政府関係者によると、東京都内と東北地方で500検体ずつ採取する。来週にも最初の分析結果を公表する方向で調整している。その後も検体を取って分析を続け、最終的には数千件を目指す。あくまで主目的は性能評価で、診断を目的としていないため、結果は本人には伝えない。

 抗体検査では、感染した後に免疫が備わっているかどうかが分かる。鼻や喉の粘膜から検体を採取してウイルスの有無を調べるPCR検査よりも簡単で、短時間で結果が出る。ただ、体内で抗体ができるまで時間がかかるため、感染を診断するのには適さず、地域での感染の広がりを調べる使い方を想定している。

 抗体検査は、経済活動の再開に向けた判断材料としても注目されているが、加藤氏は「抗体キットがどのくらい有効かどうかにかかってくる」と述べるにとどめた。厚労省は今年度補正予算案に関連経費として約2億円を盛り込んでいる。

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