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北海道で介護施設の感染拡大「高齢者が暮らせない」

臨時記者会見で帰省や旅行の自粛を改めて呼びかける鈴木直道知事=23日(寺田理恵撮影)
臨時記者会見で帰省や旅行の自粛を改めて呼びかける鈴木直道知事=23日(寺田理恵撮影)

 感染が拡大している新型コロナウイルスをめぐり、北海道と札幌市は23日、道内で1日の感染者数では最多となる45人の感染が確認されたと発表した。病院や高齢者入所施設でクラスター(感染者集団)が発生している千歳市で、通所介護施設や別の病院にも感染が拡大。道の担当者は「早期に抑えなければ高齢者が安心して暮らせない」と危機感を示した。

 道によると、千歳市では高齢者が通う通所介護施設で利用者3人と職員3人の計6人が感染。施設の規模など詳細が確認できておらず、道は施設名を明らかにしていない。

 同市内では、新たに「北星病院」で看護師と介護職員計6人の感染も確認された。同病院は在宅医療や介護サービスも提供しているが、道は「いまのところ感染が病棟内にとどまっている」とみている。

 道によると、同病院では入院前に感染したとみられる患者2人が陽性と判明したため職員の検査を実施したが、その際には感染が確認されなかったという。

 さらに、これまでに4人の感染が判明している訪問看護ステーション「やさしい介護しののめ」では、感染者が2人増えて計6人となった。

 また、院内感染が発生している千歳第一病院でも看護師3人と入院患者4人の計7人が新たに判明し、同病院での感染者は計24人となった。

 千歳市では、これまでにも高齢者グループホームでクラスターが発生。高齢者に介護サービスを提供する施設で相次いで感染が拡大し、道の担当者は「もともと人手不足の介護施設で感染した職員が出ると、介護サービスが継続できなくなる。何らかの支援が必要だ」と話している。

 同や札幌市によると、国立病院機構北海道がんセンター(札幌市白石区)では、新たに看護師や患者の見舞いに訪れていた家族ら6人の感染が確認。同センターでの感染者は計53人に上った。

 さらに、札幌呼吸器科病院(同)でも職員2人の感染が確認され、同病院での感染者は計46人。北広島病院(恵庭市)で感染者が1人増えて計3人となった。

 北海道の鈴木直道知事は23日、臨時記者会見を開き、「極めて厳しい状況だ」と述べた。

 道によると、23日午後5時時点の道内の感染者は延べ540人。このうち203人が陰性と確認されて治療を終えた。治療中の患者は312人で、うち8人が重症。23日までに25人が亡くなった。

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