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地球環境へ出来ること 「オラファー・エリアソン」展 

「ときに川は橋となる」2020年 Photo: Kazuo Fukunaga Courtesy of the artist; neugerriemschneider, Berlin; Tanya Bonakdar Gallery, New York / Los Angeles (C)2020 Olafur Eliasson 
「ときに川は橋となる」2020年 Photo: Kazuo Fukunaga Courtesy of the artist; neugerriemschneider, Berlin; Tanya Bonakdar Gallery, New York / Los Angeles (C)2020 Olafur Eliasson 
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 サステナブル(持続可能)な世界を目指した表現活動で、国際的に名高いデンマーク人アーティスト、オラファー・エリアソン。日本で10年ぶりの個展「ときに川は橋となる」(産経新聞社など主催)が東京都現代美術館(江東区)で3月から開かれる予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う臨時休館により、いまだ開幕を待つ状況にある。「どんな困難にあっても、私たちは必ず解決策を見いだすことができる」と話すエリアソンのアートは、人類が地球環境の危機、そしてコロナ禍を乗り越える上で示唆に富んでいる。彼が同展に込めたメッセージを、一足先に紹介したい。(黒沢綾子)

■小さな個の行動から

 「初めて明確に、気候変動と地球環境への働きかけをテーマにした展示です」。長年拠点を置くドイツ・ベルリンのスタジオから、モニター越しにエリアソンは語りかける。

 1967年生まれ。デンマークとアイスランドで育ち、90年代から写真や彫刻、絵画、インスタレーション、建築など多岐にわたる表現を展開してきた。特に高く評価されてきたのが、光や水、霧といった自然現象を用いて人々の知覚を刺激し、気づきを与える作品。伝統的な進歩史観を脱し、自然との共生をアートを介して模索していった。本展には、暗闇に虹が現れる初期の代表作「ビューティー」に加え、急速に悪化する地球環境に対し人々に行動の変化-シフトチェンジを促す近作が並ぶ。

 北欧で生まれ育ったことが大きいという。「氷に覆われることの多いアイスランドでは、生物が緩やかに育つ。私たちは小さな変化にも敏感に反応します。わずかな気温の上昇にも」

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