PR

ライフ ライフ

大阪院内感染疑い 3病院外来診療中止、知事「非常に深刻」

なみはやリハビリテーション病院=大阪市
なみはやリハビリテーション病院=大阪市

 大阪府内の3つの病院で新型コロナウイルスの集団感染が疑われる事例が相次いでいる。大阪市生野区の「なみはやリハビリテーション病院」関連では21日、新たに22人の感染が判明し、計120人になった。明治橋病院(松原市)と七山病院(熊取町)でもそれぞれ35人と4人の感染が確認。院内感染の拡大は医療崩壊につながる恐れがあり、実際、3病院は外来診療や新規の入院受け入れの中止を余儀なくされた。吉村洋文知事は21日、「市中感染とは別の問題で非常に深刻だ」と指摘、拡大防止と感染経路の解明を急ぐ考えを示した。

 「医療従事者が感染すると、(患者と)密に接するので感染する可能性が高く、現にそれが起きている」。吉村氏は3病院の感染状況について危機感をあらわにした。

 なみはやリハビリテーション病院では15日、兵庫県尼崎市のPCR検査で看護師1人の感染が判明。18日には理学療法士1人も陽性となった。大阪府内でも17日に職員3人の感染が確認されており、府や市保健所が職員と入院患者らを検査するとともに、過去の陽性者をさかのぼってチェックしたところ、20日までに計96人が感染していたことが判明。兵庫県分とあわせて総数は98人に上った。

 府によると、同病院で感染が相次いで確認されているのは、リハビリ室に出入りした入院患者や職員が中心。府幹部は「院内を往来する職員を介して感染が拡大した可能性がある」と推測する。

 明治橋病院では4月4、10、12日の3日間に職員計3人の感染が確認された。3人のうち1人が接触した職員と患者はいずれも陰性で、残る2人も症状が出る前から出勤を見合わせていたため、府は当時、院内感染が起きているとの認識はなかった。しかしその後、複数の入院患者に発熱などの症状が出て検査したところ、患者3人の感染が確認された。七山病院では20日までに熊取町の70代の女性患者2人が死亡している。

 3病院はいずれも新型コロナ感染者の診察をしていない。感染経路などの調査は難航が予想され、府は大阪市や厚生労働省のクラスター対策班と連携。21日以降、3病院の職員や患者ら約100人を対象に検査し、感染拡大の経緯を調べている。

 吉村氏は「院内感染はリスクがある。防ぐ仕組みを医療界全体で考えなければいけない」と述べた。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ