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北海道の院内感染100人超 新型コロナ、退院後に家族間で感染も

記者会見で支援金について説明する北海道の鈴木直道知事=20日夜、北海道庁
記者会見で支援金について説明する北海道の鈴木直道知事=20日夜、北海道庁

 感染が拡大している新型コロナウイルスをめぐり、北海道と札幌市は20日、道内で17人の感染が確認され、同市在住の60~90代男女3人が亡くなったと発表した。道内の感染者は延べ451人、死者は21人となった。院内感染が一層拡大し、退院患者から家族に広がったケースも判明した。

 札幌市を中心に感染者が急増し、病床数の逼迫(ひっぱく)が懸念される中、道は20日、入院中の感染者のうち症状が改善し軽くなった人の宿泊療養を始め、男女12人が同市内のビジネスホテルに移った。

 市の担当者は「病床数は限界に近づいている。第2波を乗り切る努力をしているが、患者が増えると病床を増やしても(必要な数の)確保は難しい」などと述べ、感染防止対策への協力を呼び掛けた。

 20日時点で院内感染が起きているのは、札幌呼吸器科病院(札幌市白石区、感染者39人)▽国立病院機構北海道がんセンター(同市白石区、同36人)▽札幌厚生病院(同市中央区、同6人)▽千歳第一病院(千歳市、同17人)▽遠軽厚生病院(遠軽町、同6人)-の5医療機関で、感染者は計104人に上った。

 道によると、千歳第一病院では20日、新たに入院患者6人の感染が確認され、感染者が計17人となった。遠軽厚生病院でも同日、新たに入院患者2人が陽性と判明。同病院の感染者は計6人となり、道は8カ所目のクラスターとの認識を示している。

 また、この日感染が判明した17人のうち札幌市の60代の無職男性について、同市は札幌厚生病院に入院していた60代女性の同居家族であることを明らかにした。この女性の同居家族では、これまでに30代男女2人も陽性と判明している。市は60代女性が入院中に感染し、退院後に家族間で広がったとみている。

 札幌市では20日、国立病院機構北海道がんセンターで、新たに看護師3人と入院患者1人の計4人の感染が確認された。同センターの感染者は計36人。

 さらに、札幌呼吸器科病院でも新たに関係者1人の感染が確認され、同病院の感染者は計39人となった。

 道によると、これまでに発生したクラスターは、北見市の展示会▽札幌市のライブバー▽千歳市のグループホーム▽上富良野町のタクシー会社▽札幌呼吸器科病院▽北海道がんセンター▽千歳第一病院▽遠軽厚生病院-の8カ所。うち展示会とライブバーについては、収束したとの見解を道や札幌市が表明している。

 道によると、20日午後4時時点の道内の感染者は延べ451人。このうち185人が陰性と確認されて治療を終えた。治療中の患者は245人で、うち9人が重症。20日までに21人が亡くなっている。

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