PR

ライフ ライフ

静岡市内の商店街、平日昼間も閑散…「売り上げ7割減」の悲鳴も

JR静岡駅前から続く紺屋町商店街の大型店舗にはシャッターが下り、人はまばらだった=20日午前11時20分ごろ(田中万紀撮影)
JR静岡駅前から続く紺屋町商店街の大型店舗にはシャッターが下り、人はまばらだった=20日午前11時20分ごろ(田中万紀撮影)
その他の写真を見る(1/2枚)

 緊急事態宣言の全国への発令に伴い、普段は近隣住民やサラリーマンらでにぎわう平日昼時の静岡市内の繁華街は20日、閑散としていた。JR静岡駅から続く県内屈指の人通りがある紺屋町名店街(静岡市葵区紺屋町)でも、集客の核となる大型商業施設が軒並み臨時休業している影響もあり、シャッターを下ろしたままの店舗が目立った。

 「3月の売り上げは例年に比べて7割ぐらい減ったように感じる。今日はまだ一人もお客さんが来ないよ」。紺屋町名店街で大正時代から続くかまぼこ店を経営する服部功さんはため息をついた。静岡名産の黒はんぺんなどを扱う老舗だが、県内でも新型コロナウイルス患者が増えてきた3月以降、手土産や贈答品としての需要が激減した。それでも「うちは食料品を扱っているので、日常の食材を買うお客さまもいらっしゃる。閉めるわけにはいかない」と歯を食いしばって営業を続けている。

 近くで文具店を営む大石康弘さんも「人通りは普段の2、3割になってしまった。新年度が始まった4月は書き入れ時なのに毎年恒例のイベントもできない」と嘆きながらも懸命に店を開けている。

 名店街事務局によると、加盟する約50店のうち半数ほどが休業しているという。名店街内の大型施設では静岡パルコとクーポール会館が休業中。駅ビル「パルシェ」も食品売り場以外は営業していない。

大型商業施設には、当面の間休業するとの告知が張り出されていた=静岡市葵区紺屋町(田中万紀撮影)
大型商業施設には、当面の間休業するとの告知が張り出されていた=静岡市葵区紺屋町(田中万紀撮影)
その他の写真を見る(2/2枚)

 静岡の“おまち”に目を向ければ、静岡伊勢丹▽松坂屋静岡店▽新静岡セノバ▽静岡マルイ▽静岡東急スクエアの大型商業施設は軒並み臨時休業(食品売り場など一部営業)。集客力のある大型店舗の休業で人通りがめっきり減ってしまい、飲食店をはじめカバン店、洋服店、静岡名産の老舗わさび店までシャッターを下ろしたままだ。

 先が見えない現状に、同名店街の稲葉保幸事務局長は「人を集めるなというのなら、細かく具体的に国や県にコントロールしてほしい。個々の店舗に判断を委ねられているから、みんな戸惑っている」と行政の対応に怒りをあらわにしつつ「この辺りは家賃が高いので、融資よりもまず現金と言いたい」と苦境にあえぐ商店主の心境を代弁した。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ