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治験や増産進む「アビガン」 早期投与で効果期待

 石川県立中央病院では約20人の患者に投与し、14人に症状の改善が見られた。一方、60代以上の4人は死亡し、うち3人は入院時に重症だった。西耕一診療部長は「一定の効果があるが、万能薬ではない。PCR検査で陽性となり、熱やせきが出ている人は、なるべく早く服用した方がよい」と指摘する。

 無症状や軽症の患者86人に投与する臨床研究を3月に始めた藤田医科大の土井洋平教授は18日、都内で現状を報告。「全国の医療機関と協力し目標の半分程度まで進んでいる」と話す。

■承認には半年以上か

 現在はそれぞれの医療機関が手探りで治療しているため、患者の容体に応じた異なる使い方で投与されているが、国の承認を得るには投薬の量や期間を厳密に定め、有効性と安全性を評価する治験が不可欠だ。

 このため同社は3月、全国の医療機関で約100人の患者を対象に治験を開始。6月末まで実施し、結果が良好なら承認を申請する。国は特例で迅速に審査する方針だが、承認までに半年以上はかかりそうだ。

 日本感染症学会理事長の舘田(たてだ)一博東邦大教授は「まだ有効性については判断できない。本当の意味で確認するには治験の結果を待つ必要がある」としている。(小野晋史)

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