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医療現場の人員・マスク不足深刻 感染リスク…「家族にうつしてしまうのでは」

 同協会の福井トシ子会長は今月3日の会見で「感染症患者を担当していない看護職にも多大な業務負荷がかかっている」と医療現場の実態を強調。数十人の入院患者を看護師数人で見るといった夜勤体制の現状についても「看護職の免疫力低下を招き、感染しやすい状況を作ることになる」と危機感をあらわにした。

 実際に集団感染を起こした永寿総合病院(東京都台東区)では、感染者191人のうち医師が8人だったのに対し、看護師・看護助手は48人に上った。

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 看護師や介護職員らでつくる日本医療労働組合連合会の調べでは、マスク不足への苦悩や不満が目立った。医師が1日1枚なのに対し、看護師は2日に1枚というところもあり、「使用済みのマスクを『ビニール袋』にしまい、2日使用することの感染リスクを考えると納得がいかない」との意見が寄せられた。

 深刻だったのは、子供の休校措置による影響だ。総じて看護師の2割が休暇を取らざるを得ず、外来休診・新規患者の受け入れ停止に追い込まれたり、休んだ看護師の分、他の看護師が長時間労働や夜勤回数の増加を強いられたりしているケースも出ているという。

 「夫が会社から出勤を停止された」「子供の保育所から通園を拒否された」。感染リスクと隣り合わせの職場のため、家族が偏見や差別的扱いを受けているとの訴えも相次いだ。

 日本看護協会には、感染した看護師が心的外傷後ストレス障害(PTSD)に陥った事例や、子供がいじめを受けたとの報告も寄せられている。「最前線で闘う看護職や医療機関へ、エールを送ってほしい」。福井会長はそう呼びかけた。

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