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被災者を癒やした「丸いロッジ」 南阿蘇村

阿蘇の大自然の中に、かわいいドームハウスが夕日に染まる。奥には噴煙を上げる阿蘇中岳が見える =熊本県南阿蘇村
阿蘇の大自然の中に、かわいいドームハウスが夕日に染まる。奥には噴煙を上げる阿蘇中岳が見える =熊本県南阿蘇村

 茶碗(ちゃわん)をひっくり返したような丸いドーム形のロッジ。一面に広がったメルヘンチックな風景にしばし見とれる。

 熊本県南阿蘇村にある「大自然阿蘇健康の森」は東京ドーム21個分の広大な敷地で、運動施設や温泉、動物とのふれあいなどが楽しめる健康施設。宿泊ゾーンの「阿蘇ファームヴィレッジ」には大小450棟のドームハウスが並ぶ。

 平成28年4月に発生した熊本地震では、震度6強の揺れに襲われた。周辺の住宅や道路は大きな被害を受けたが、発泡スチロールと同じ素材を建材用に加工した発泡ポリスチレン製のドームハウスは無傷だった。

 建造物としては軽く、衝撃を吸収する柔軟さが特徴で、耐久性にも優れる。地震後は行政からの視察や、セカンドハウスとしての問い合わせが増えた。

 仮設住宅への入居までの約半年、被災者を最大で650人、同時に受け入れた。「1次避難所と違い、家族のプライバシーが確保され、気持ちが楽になった」という感謝の声が多数届いたという。「安らぎを演出する角のない空間を提供しよう」と、オーナーの発想で始まったドームハウスが被災者を癒やした。

 現在、新型コロナウイルスの感染拡大を懸念し施設は臨時休業中で、今後の対応を検討している。(写真報道局 桐山弘太)

 動画は「YouTube」産経新聞チャンネルでご覧になれます。

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