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耐える列島、週末閑散 休業広がり、観光地にため息

臨時休業でシャッターが閉まった繁華街ススキノの店舗=18日夜、札幌市
臨時休業でシャッターが閉まった繁華街ススキノの店舗=18日夜、札幌市
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 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、緊急事態宣言の対象地域が全都道府県に拡大されてから初の週末を迎えた18日、全国の観光地や繁華街では外出の自粛が広がり、閑散とした春の休日となった。

 4月に入って札幌市を中心に新たな感染者が急増、重点的に対策を講じる「特定警戒都道府県」に指定された北海道では道や市は住民に外出自粛を要請。歓楽街すすきの地区では店先に「本日休業」と張り紙をした店もみられた。

 同じく「特定」に指定された茨城県も18日からパチンコ店や映画館などを対象に休業を要請。水戸市内の繁華街はこの日、暴風雨が追い打ちをかけ人影はまばらだった。買い物中の女性会社員(50)は「茨城も感染者が増えているので仕方がない。しばらくは我慢です」と話した。

来県者に検温

 感染者が多い都市部からの人の流入による感染拡大を警戒する取り組みも始まった。山形県は18日、来県者への検温を山形空港(東根市)や高速道路のパーキングエリア(PA)などで始めた。来県自体は拒まない上、検温は任意で、非接触型の検温計で発熱の有無をみる。発熱が判明した場合、他者との接触を避けるよう要請する。24日までは試行で、25日から5月10日にはJR山形駅なども加えて本格実施する。

 この日、宮城県境に近い山形自動車道の山形蔵王PAでは小雨が降る中、トラック、バスを除く車のドライバーらに県職員が「体調はいかがですか」と声をかけ、ほとんどの人が検温に応じた。仙台市若林区の建設会社員の男性(57)は「検温していると知らず驚いた。人が集まることで逆に感染リスクが高まらないか」と話した。

自主ロックダウン

 春を迎え、いつもは人でにぎわう観光地も、18日はいっそう閑散とした。

 京都府では、17日から世界遺産、仁和寺(京都市右京区)が拝観を中止。京都市内では飲食店主が自主ロックダウンと呼ばれる一斉休業を広げるなど、町ぐるみでの感染拡大防止の動きに拍車がかかる。景勝地「渡月(とげつ)橋」(同区)も毎年のようなにぎわいは見られず、ある雑貨店の男性店長(45)は、「売り上げは皆無に近いが、家でじっとしているのもつらい」と諦めた様子だった。

 17日までに確認された感染者が1人の鳥取県。鳥取砂丘(鳥取市)は、海を望む広大な丘陵にぽつり、ぽつりと人影まばらな週末となった。観光案内をする「鳥取砂丘ビジターセンター」の担当者も「ほとんどの店は開いているが、客が減ってしまった」と嘆いた。

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