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オンラインで助産師が不安な妊婦にアドバイス

新型コロナウイルスの感染拡大で、緊急企画として4月11日に行われたオンライン両親学級のホームページ
新型コロナウイルスの感染拡大で、緊急企画として4月11日に行われたオンライン両親学級のホームページ

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、妊娠中の女性や子育て世帯を対象にした自治体の育児相談や両親学級などが中止となるなか、助産師らがインターネットで両親学級や相談会を行う取り組みが広がっている。担当者は、「子育て世帯が『学びの場』を得られない不安に寄り添いたい」と話す。(地主明世)

 「コロナの影響で外に出にくく、出産育児品の準備が進まない」「帝王切開のイメージができなくて焦りばかりが募る」-。

 今月11日、大阪や京都、北海道などから妊婦やその夫、助産師ら25組が参加し、インターネット上で「両親学級」が開かれた。不安を打ち明ける参加者に、オンラインで助産師らがアドバイスを重ね、実体験を披露。参加者は「産後のイメージが具体的になった」「不安なのは自分だけじゃない」などと笑顔を浮かべた。

 企画したのはインターネットで育児相談などを行ってきた団体「じょさんしonline」(愛知県刈谷市)。感染拡大を受けて、日本のほか、英国やオーストラリアなど海外在住の助産師も協力して始めた相談対応には、有志約190人が参加するまでになった。

 大阪府内の病院に勤める助産師の北野愛さん(25)は「感染拡大の影響で里帰りをやめたり、病院の立ち会い分娩(ぶんべん)や面会を制限されたりと1人で出産に挑む妊婦もいる。何か自分にできることをしたかった」と協力の理由を語る。

 妊娠・出産や育児に関する情報サイト「ベビカム」(東京)が3月に行った調査では、妊婦106人のうち両親学級などが中止になったと回答した人の多くが、「とても不安」「不安」と答えるなど、感染拡大下での育児や出産に関して不安に思う妊婦は増えている。

 関西大学人間健康学部の山縣文治教授(子供家庭福祉)は「事態の終息が見えない中、妊婦や子育て世帯は『これでいいのか』と不安が通常よりも大きくなる可能性がある。プロの助言だけでなく、同じ親同士の時間の共有も負担軽減につながる」としている。

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