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相次ぐ病院クラスター 院内感染防止策難しく、指定医療機関も舞台に

 猛威をふるう新型コロナウイルスをめぐり、東京都中野区の中野江古田病院で、90人を上回る大規模な院内感染の疑われる事例が明らかになった。国内で感染拡大のペースが急激にあがった3月下旬以降、全国各地で院内感染とみられるクラスター(感染者集団)の発生が相次ぎ、都心では複数の大学病院が、地方では感染症指定医療機関が舞台となった。診療停止など医療崩壊につながる恐れがあり、自治体は感染経路などの調査に神経をとがらせる一方、専門家は防止策の難しさも指摘する。

連鎖

 「入院患者には高齢者が多く、持病を抱えた人も少なくない。重症化リスクが心配だ」。中野江古田病院がある中野区の保健所関係者は不安を募らせる。

 同病院で複数の入院患者に原因不明の発熱症状が出ていると、保健所に連絡が入ったのは4月1日。都によると、入院患者は約100人に上り、10日余りで医療スタッフも含め90人余りの感染者が確認された。都は患者の家族らも検査するかなどを検討。介護関係の近隣施設との間でスタッフの往来がないかも調べる。

 同病院には感染症に対応した病床がないため、感染した入院患者の転院先を探しているが、関係者は「都内で感染が広がっているので、調整が難航している」と話す。

 都内では他にも医療機関での集団感染が広がる。永寿総合病院(台東区)では、入院患者や医療スタッフら関係者180人超の感染を確認。患者の転院先の慶応大病院(新宿区)にも連鎖し、同室の入院患者が感染した。同大病院ではその後、初期研修医の集団感染も判明している。

 東京慈恵会医大病院(港区)でも入院患者の感染が確認されたことを受け、接触者を検査した結果、3日時点で患者2人、医師1人、看護師3人の感染が発覚した。現在は初診の外来診療や救急診療を原則休止しているという。

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