PR

ライフ ライフ

【脳を知る】「頭を打った!」ときに知っておくべき注意点

前のニュース

 「頭を打って心配なので診てください」。脳外科の救急外来で、脳卒中と並んで多いのが頭を打ったことに関する訴えです。

 今回は、頭を打ったときの注意点について解説しましょう。頭を打ったときに起こりうる代表的な病気を重症なものから見ていきます。

 まずは、脳挫傷と急性硬膜下血腫です。これらは強い衝撃が脳に加わることにより、脳や脳の表面にある血管が傷ついて、脳の中や脳の表面に出血した状態をいいます。このような状態になったときは意識が悪くなり、麻痺(まひ)などの強い神経の症状が出てきますので、少なくとも診察室に歩いて入って来ることはできません。また多くの場合、嘔吐(おうと)も伴います。

 次に、急性硬膜外血腫という状態で、これは頭蓋骨の骨折により、頭蓋骨の内面を覆う硬膜という膜の血管が破れて、頭蓋骨と硬膜の間に血がたまるもので、出血が多ければ脳を圧迫して重症になります。これも意識が悪くなったり、嘔吐したりします。

 ここまで述べたものは生命に関わる重篤な状態で、多くは手術が必要となります。これらの状態が起こるのは、通常は頭を打ってから2、3時間以内であり、数時間以上たってから起こってくることはありません。頭を打った「後から怖いことが起こる」という後からとは、通常数時間以内のことです。

 次は脳しんとうで、耳にしたことがあるでしょう。これは、打撲の衝撃により一瞬意識が無くなるがしばらくすると元に戻り、その後、打撲時の記憶はないがそれ以外は特に症状はない、というものです。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ