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都会の湯巡りいかが?大阪環状線沿線銭湯ガイド

 衰退しつつある大阪の銭湯文化を、若者たちに普及させたい-。そんな思いを抱いた関西大の学生らが、JR大阪環状線沿線の銭湯ガイドを作成した。店の歴史や風呂の種類、特徴などを分かりやすい文章と写真で紹介。入浴帰りなどにお薦めのマニアックな書店や紅茶のおいしい喫茶店といったな立ち寄りスポット情報も掲載している。メンバーは「コロナ禍が落ち着いたら、都会の湯巡りを楽しんでほしい」と声をそろえる。(北村博子)

銭湯ガイドを手掛けた関西大のメンバー=大阪市港区
銭湯ガイドを手掛けた関西大のメンバー=大阪市港区
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 JR西日本の協力を得てのガイド冊子作成は総合情報学部の岡田朋之教授のゼミが例年取り組んでいる活動で、メディアが社会でどんな役割を果たしているかを学生たちに考えてもらう狙いがある。今回取材や編集を手がけたのは4年生4人。祖父と銭湯に通ったのが幼いころの大切な思い出という小林英治さん(21)が提案し、澤村陽平さん(21)、山本華子さん(22)、川島秀一さん(22)が賛同してスタートした。

 取り上げた銭湯は、沿線で候補にあがった20軒から厳選した12軒。ガイドではノスタルジックな建物、ユニークな集客作戦といった「分かりやすい魅力」をベースに、地図や料金はもちろん、風呂の種類や店の歴史、店主の人柄なども紹介している。

カラー写真を満載した銭湯ガイド
カラー写真を満載した銭湯ガイド
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 さらには、各銭湯の“ご近所”の魅力も網羅。インディーズ本を集めた書店「シカク」(此花区)や体調に合った紅茶を出す喫茶店「LeAf」(港区)などにも取材範囲を広げ、カラー印刷のA5判28ページを約半年がかりで仕上げた。

 取材にあたっては、営業時間がまちまちでスケジュール調整が難しかったり、「湯をはった浴場での撮影はレンズが曇って大変」(澤村さん)だったりと、苦労の連続。そんな中で一番印象に残ったのは、「人の温かさ」と4人が口をそろえる。「『今日も気持ちよかったよ』『ジュース飲んでいき』という自然体の会話に癒やされました。人の距離が近い銭湯ならではの良さですね」と笑顔を見せたのは川島さんだ。

 一方で、取材先を決める手がかりにしたインターネットの情報が更新されていないケースも多く、「正確な情報を積極的に発信するだけで、若い利用客が増えるのでは」と感じたという。

 限定800部を環状線の主要駅などで無料配布したが、好評のため増刷の見込み。銭湯情報は、ツイッター(@sento_freepaper)でも配信している。

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