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PCR検査、拡充鈍い日本 ニーズ急増、医療態勢維持しつつ強化急ぐ

外出自粛要請を受け閑散とする新橋駅前=5日、東京都港区(萩原悠久人撮影)
外出自粛要請を受け閑散とする新橋駅前=5日、東京都港区(萩原悠久人撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、感染の有無を調べる「PCR検査」の態勢拡充が大きな課題となっている。感染に関する相談件数に対する検査の実施件数が少ない上、医師が必要と判断しても検査されないケースも指摘される。政府は「医療崩壊」を防ぐため希望者全員に検査を行う考えはないが、諸外国より検査件数が少ないとの批判も念頭に態勢強化を進める。(中村智隆)

都市部は相談に実施が追いつかず

 「東京都を含め、全相談件数に占める検査実施の報告件数が低い都道府県については、背景や事情を改めてフォローアップする」

 安倍晋三首相は2日の衆院本会議でこう述べ、都道府県で検査の必要性が適切に判断されているかどうか調べる考えを示した。

 厚生労働省がまとめた2月1日~3月30日の帰国者・接触者相談センターへの相談件数と検査実施件数では、例えば東京都は相談が3万8629件で検査実施は2・2%の859件。茨城県は相談379件で実施363件と95・8%に上り、大きな差が出ている。

 感染者が急増している都市部などで、相談件数の増加に診察や検査が追いついていない可能性があり、政府は実態把握を急ぐ。

「ドライブスルー」採用は…

 検査をめぐっては、政府は1日最大1万件以上の態勢を整えたとするが、3月の平均実施件数はわずか1584件。同月末にようやく3千件を超え始めたに過ぎず、4月1日の件数は3604件だった。医師が必要と判断しているにもかかわらず「実際には保健所で断られている例がたくさんある」(自民党厚労族議員)という。3月上旬には検査の保険適用も始まったが、検査件数の大きな伸びにはつながっていない。

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