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【書評】『つりが好き』大庭みな子他著

 久々に世に出た釣り文芸のアンソロジーである。文学とその関連分野で活躍した人々と趣味の釣りとの接点から生まれた掌編や随想などで編まれている。斯界(しかい)の横綱級の幸田露伴や大関格の井伏鱒二と開高健をはじめ、坂口安吾、火野葦平、北杜夫、大庭みな子、林房雄らの名文も含まれる。

 学界では今西錦司、宮本常一。三代目三遊亭金馬、桂歌丸、『釣りキチ三平』の作者など総勢24人の顔ぶれだ。歓喜あり興奮あり、哀愁、落胆、希望、追憶とさまざまな思いが去来する。釣りはアウトドアでの思索行為であるということを改めて実感させる内容だ。(河出書房新社・1650円+税)

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