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【近ごろ都に流行るもの】「かかりつけ薬剤師」 頼れる健康の“駆け込み寺”

越前堀薬局の「かかりつけ薬剤師」犬伏洋夫社長。近隣住民の健康相談に乗る=東京都中央区(重松明子撮影)
越前堀薬局の「かかりつけ薬剤師」犬伏洋夫社長。近隣住民の健康相談に乗る=東京都中央区(重松明子撮影)
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 薬を出す人から、いつでも相談できる人へ…。薬剤師が身近になっている。4年前に「かかりつけ薬剤師」制度がスタート。患者が選んだ薬剤師が薬の情報を一元管理し、重複や飲み合わせをチェックして薬の副作用を未然に防ぐほか、患者の健康相談に24時間対応する。新型コロナウイルスで社会が混乱する中でも頼りになる、健康の“駆け込み寺”。超高齢社会を背景に国が進める「地域包括ケアサシステム」の一翼を担い、膨張する医療費の削減にも尽力している。(重松明子)

 都心ながら、古くからの住民も多い隅田川の西岸。かつてここに建っていた福井藩屋敷を囲む堀の名を冠した越前堀薬局(東京都中央区)の四代目、犬伏洋夫社長(43)は、かかりつけ薬剤師として店に立っている。

 「新型コロナ騒ぎの直前に東南アジアから帰国した。これまで通り、病院に行ってもいいでしょうか?」。精神疾患がある50代女性が尋ねると、「感染拡大防止の措置で、電話診療で処方箋を出してもらえる場合がありますよ」。最新の情報をもとに対応するよう心がけているという。

 「処方箋を持たずにふらっと顔を見せる方など、身近な相談役になれているとは思う。精神的な不安が強い人、複数の持病がある人には便利に使ってもらえるのではないか」と犬伏さん。無料通信アプリ「LINE(ライン)」でつながっている患者10人は、全員ご近所だ。

 「一錠飲み忘れた」「子どもがぐったりしている」…。深夜でも相談が寄せられ、患者の自宅まで駆けつけて救急病院に搬送したこともある。「コロナではないか?」と、医師の診断を信用しない患者に、血液検査の数値を説明して安心させたこともあった。

 かかりつけ薬剤師になるには、所定の研修を修めた認定薬剤師の資格や、地域の健康活動への参加が条件。かかりつけ薬剤師を指名した場合、患者側が負担する指導料は1回の処方箋受付で100円前後(3割負担の場合)増えるが、それ以外の相談などは無料だ。

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