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感染4割が30代以下 外出自粛要請の週末、都が慎重行動呼びかけ

 東京都の小池百合子知事は3日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの感染者急増の要因として「若い人の活動によるものが多く、夜の歓楽街での広がりがある」との認識を示した。都内で2日までの6日間に確認された感染者数の4割は30代以下が占めており、新宿区で最近確認された感染者の4分の1程度は接客を伴う飲食店関連とされる。都は不要不急の外出自粛を要請する2回目の週末に向け、動画配信などを通じて協力を求めている。

 都内で3月28日~4月2日までに感染が判明した385人のうち、44%の170人が30代までの若い世代。その中でも、20代が69人、30代が86人と大部分を占める。若い世代は症状が軽くなる傾向にあるとされ、都幹部は「氷山の一角だろう」との見方を示す。

 都が警戒するのは、若い世代が自らの感染を自覚しないまま活発に動いて高齢者らが感染、重症化につながることだ。重症患者数が膨れ上がれば、医療現場の負担に拍車がかかる。都幹部は「感染が判明した若い世代の濃厚接触者を把握するなどして、感染拡大を少しでも食い止めていくしかない」と話す。

 夜の歓楽街も、感染拡大防止のキーワードになっている。感染経路不明のケースに関して厚生労働省のクラスター(感染者の集団)対策班が分析した結果、夜間から早朝にかけて営業している接客を伴う飲食店で店員や客ら38人が感染した疑いが浮上した。

 歌舞伎町がある新宿区によると、3月下旬以降、区内で確認された感染者の4分の1程度はキャバクラ店で働く女性従業員や、不特定の人に声をかけるスカウト行為の担当ら接客を伴う飲食店関係者が占める。

 東北医科薬科大の賀来満夫特任教授(感染症学)は「専門家の間で、会話による感染リスクが高いという認識が広がっている。接客を伴う飲食店は、密閉空間での会話、カラオケなどを通じた感染が懸念される」と指摘している。

 小池知事は3日の記者会見で週末の不要不急の外出自粛について「『今日、明日行かなければならないのか』の観点で判断してほしい。世界中で『家にいてね』がキーワードだ」と慎重な行動を呼びかけた。

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