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数学の難問「ABC予想」証明 望月京大教授の論文、学術誌に掲載

京都大の望月新一教授(同大提供)
京都大の望月新一教授(同大提供)

 数学の重要な未解決問題として知られる難問の「ABC予想」を証明した京都大の望月新一教授(51)の論文が学術誌に掲載されることが決まった。京大が3日、発表した。従来の数学とは全く異なる革新的な理論に基づく論文で、その正しさが専門家による審査で認められた。世界の数学史に残る画期的な業績で、今後の数学の研究に大きな影響を与えそうだ。

 望月氏が執筆したのは、4本の論文で構成する「宇宙際タイヒミューラー理論」。自身が所属する京大数理解析研究所が編集し、欧州数学会が発行する権威ある専門学術誌「PRIMS(プリムス)」の特別号に掲載が決まった。

 共同編集委員長として審査した柏原正樹特任教授は取材に対し「ABC予想を証明した望月氏の論文が正しいものであると判断した」とコメントした。望月氏は「取材に応じる意向はない」としている。

 ABC予想は3つの自然数と、それぞれの素因数について成り立つ関係を示した不等式で、1985年に欧州の数学者が提示した。証明は極めて難しく、実現すれば他の多くの未解決問題も証明できることから、整数論の重要な課題となっていた。

 望月氏は平成24年、自身のホームページで宇宙際タイヒミューラー理論を発表。全く新しい概念に基づく独創的な数学理論で、これを使えば重要な未解決問題の「リーマン予想」を証明する糸口が見つかる可能性もあり、欧米の科学誌が「21世紀最大級の数学的成果」と報じるなど世界的な注目を集めた。

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