PR

ライフ ライフ

厳戒首都に32年ぶりの積雪 ダブルパンチに人影まばら

新型コロナウイルスの影響で、観光客が普段より少ない浅草でも雪が降った=29日午後、東京都台東区(納冨康撮影)
新型コロナウイルスの影響で、観光客が普段より少ない浅草でも雪が降った=29日午後、東京都台東区(納冨康撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大で厳戒態勢に入った首都・東京で29日早朝から午後にかけて雪が降り、3月下旬としては32年ぶりの積雪に見舞われた。不要不急の外出自粛が要請される中、都内のターミナル駅や繁華街などでは人影もまばら。ウイルスの蔓延(まんえん)で飲食店や商店の売り上げは激減しており、「いったいいつまで続くのか」と不安な声が聞かれた。

 低気圧と寒波が襲来した影響で、関東甲信では29日早朝から冷え込み、同日午後0時20分ごろには東京都心で1月下旬並みの0・7度まで気温が下がった。都心で1センチ以上の積雪となるのはこの時期としては、昭和63年以来32年ぶり。新型コロナと大雪のダブルパンチに見舞われ、めっきり人通りが減った首都の様子の写真をロイター通信やAP通信も世界に打電した。

 多摩地区では一時大雪警報が発令された。3月下旬の普段の日曜昼間なら、公園での桜見やショッピングのために大勢の人でにぎわうJR吉祥寺駅(東京都武蔵野市)周辺も閑散。多くの店が閉店時間を早めるなどして対応に追われた。

 「人はいつもの10分の1ぐらい。この状況がいつまで続くのか」と靴店の店員は不安げな表情で語った。美容院の20代の女性店員は、「休日はお客さんが途切れることはないが、予約のキャンセルが相次いでいる」と店が大打撃を受けている実情を訴えた。

 東京・丸の内は多くの店舗が土日の営業を休止。JR東京駅では普段より少ないものの、新幹線や高速バスなど公共交通機関を利用する人の姿が見られた。さいたま市の女性(65)は「娘が4月から大阪の大学に進学し、1人暮らしをするため引っ越しの手伝いに行って帰ってきた」と疲れた様子。「お昼を食べてから帰ろうと思ったが、やっているお店があるかどうか…」と困惑していた。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ