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えちごトキめき鉄道 開業5周年 魅力再発見の旅

二本木駅のスイッチバックで、ゆっくりと列車を後退させる榊原洋平さん=新潟県上越市
二本木駅のスイッチバックで、ゆっくりと列車を後退させる榊原洋平さん=新潟県上越市
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■後ろ見ながらバック

 はねうまラインの二本木駅は、急勾配対策として列車の進行方向を逆にしてジグザグに進むスイッチバック構造になっている。スイッチバックは全国的に珍しく、新潟県内の鉄道駅では唯一の存在だ。

 ワンマン列車がスイッチバックで進行方向を変える際には、運転士が車内を移動して反対側の運転席で操作することが多いが、同駅では運転士は移動せず窓から顔を出して後方の安全を確認しながら車両を後退させる。運転士歴4年目の榊原洋平さん(28)は「時速25キロ以下に落とし、車両が揺れないよう気をつけている」と話す。

■トンネル内の秘境駅

 ひすいラインには、全国でも数少ないトンネル内の駅がある。私鉄最長とされる頸城(くびき)トンネル(全長11・353キロ)内の筒石駅で、「秘境駅」として知られている。ホームと改札口をつなぐのは階段のみで、300段近くを上り下りしなければならない。

トンネル内に設けられた筒石駅のホームで「秘境」ムードを楽しむ乗客たち=新潟県糸魚川市
トンネル内に設けられた筒石駅のホームで「秘境」ムードを楽しむ乗客たち=新潟県糸魚川市
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 同駅には今月14日のダイヤ改正に伴い、両ラインをまたぐリゾート列車「雪月花(せつげっか)」が従来の糸魚川発(午後便)に加え、上越妙高発(午前便)も新たに停車するようになった。停車時間は10分間(糸魚川発は9分間)。乗客に駅構内で「秘境」気分を味わってもらえる機会を増やそうという配慮だ。

 トキ鉄は4月、運賃を値上げする。厳しい経営環境を踏まえての措置だが、これまで独自の企画や商品開発で地域振興に貢献してきた。今後も地域観光資源の発信と利便性の向上を図りながら、人気鉄道であり続けることが期待される。

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