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【脳を知る】うつ症状 認知症の症状の可能性も

 認知症の患者を多くみる専門医でも、認知症とうつの鑑別が難しい場合があるのです。特にこの方のように、認知症とうつと両方合併している場合はなおさらです。

 認知症の方のうつ症状の特徴としては、漠然とした不安があったり、「失敗したらどうしよう」「いろんなことを忘れていったらどうしよう」「出かけて、まわりに迷惑をかけたらどうしよう」「自分は侮辱されている」という思いが出たりします。

 周りは心配になり、外へ無理やり連れ出そうとしたり、「もっと頑張ってやらないとだめじゃない」と励ましたりすることがありますが、本人は今の状態で精いっぱい頑張っている状態なので、無理強いするとよけいに不安や混乱が増してしまうことがあります。

 うつ症状のある認知症の方には、何かを無理強いしたり、励ましたりしないようにしましょう。薬での治療も大切ですが、本人の気持ちに寄り添った介護、家族のサポートも大切です。

(橋本市民病院 脳神経外科部長 大饗(おわい)義仁)

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