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拉致問題、厚底シューズ…社会現象を教科書に反映

東京マラソン2020でナイキ社の新しい厚底シューズを履く選手たち=3月1日、東京都新宿区(今野顕撮影)
東京マラソン2020でナイキ社の新しい厚底シューズを履く選手たち=3月1日、東京都新宿区(今野顕撮影)

 今回の検定に合格し、令和3年度から使用されることになった教科書には、大きなニュースとなったさまざまな社会現象も盛り込まれた。

■全社に拉致問題

 政府が最重要課題に掲げる北朝鮮による日本人拉致事件は、前回に続いて歴史と公民の教科書で全社が取り上げた。

 多くの社が平成14年に5人の拉致被害者が帰国した際の写真を掲載。拉致問題について帝国書院は「被害者への人権侵害であるとともに、日本の主権の問題でもあり、解決が図られねばなりません」と記述した。

 教育出版は日本の外交について学ぶページで、現在も行方が分からない拉致被害者が多いことを説明。東京書籍は拉致に触れつつ、北朝鮮について「国際社会の平和を乱す、問題の多い政策を取り続けてきた」と踏み込んだ。学び舎は巻末の年表で「北朝鮮から拉致事件被害者の一部が帰国する」と触れた。

 育鵬社の公民は巻頭や見開きの特集ページなど多くの部分で扱い、「北朝鮮の行為は、国家主権と人権の重大な侵害」と記述した。

■厚底シューズも

 保健体育では、今年3月の東京マラソンで日本記録を更新した大迫傑(すぐる)選手をはじめ、上位選手が軒並み履いていたことでも知られる厚底シューズに関する記述が見られた。

 登場したのは、スポーツについて多角的に学ぶ探究コーナー。道具や記録に関する進化の例の一つとしてマラソンシューズを取り上げた。日本初の五輪マラソン選手である金栗四三(かなくりしそう)選手が使用した足袋から進化の過程をたどり、2018年ベルリンマラソンでケニアの選手が世界記録を出したモデルの厚底シューズを写真付きで紹介している。

 厚底シューズはクッション性が増して足への負担が軽くなるとされ、マラソン競技などで使用した各国の多くの選手が好記録をたたき出している。

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