PR

ライフ ライフ

大学入学式の中止相次ぐ 授業開始日も決まらず

卒業式の中止を決めた宇都宮大学=宇都宮市峰町=17日、宇都宮市峰町(根本和哉撮影)
卒業式の中止を決めた宇都宮大学=宇都宮市峰町=17日、宇都宮市峰町(根本和哉撮影)

 新型コロナウイルスの影響で栃木県内では、入学式の中止や規模縮小に踏み切る大学が出ている。さらに新年度開始時期の先送りも検討。流行の収束が見通せない中、新入生や在学生は先の見えない日々を送っている。

 宇都宮大は、4月4日に宇都宮市文化会館(同市明保野町)で予定していた入学式を中止する。5学部と大学院の新入生計約1500人と保護者らが参加する予定だった。

 県内を含めた全国の多くの小中高校は、24日に文部科学省が示した学校再開に向けた指針を踏まえて予定通り新年度を迎える。しかし大学は事情が異なるようだ。

 同大は、春休み中に感染が爆発的に広がっている国々に渡航していた学生や留学生を抱える。このため、4月9日から予定する授業や、新入生向けのガイダンスなどについて延期を検討。一方で、新入生からは「いつから大学へ行けばいいのか」といった問い合わせが集まっているという。担当者は「今後の感染状況の予測が難しく、共同教育学部を設置する群馬大との調整もあり、日程の決定に時間がかかっている」と漏らす。

 県内ではほかにも国際医療福祉大などが入学式の中止を決定したものの、「学内で集団感染を出すわけにはいかない」と、授業開始日の決定、通知に関しては慎重な構えを見せ、新年度を見通せない状態が続く。

 こうした現状に、卒業生を大学に送り出す宇都宮市内にある私立高校の60代の男性教諭は「この情勢では不安が大きいし、学校の中で感染者を出すわけにはいかないということもわかる」と理解を示しつつ「新入生本人も家族も、不安な人は多いと思う。早めの決断をすることも必要ではないか」と話した。(根本和哉)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ