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《新型コロナQ&A(3)》PCR検査はどんなもの?

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Q PCR検査はどんなもの?

A 精度7割。感染初期は陰性判定も

 新型コロナウイルスの感染の有無を調べる現在の検査は「PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)法」と呼ばれる。感染の疑いがある人ののどや鼻の粘液を採取。専用機器で新型コロナに特有の遺伝子配列を増やし、検出されれば「陽性」、検出されなければ「陰性」となる。検査精度には限界があり、正しい結果は「7割程度」との見方がある。

 感染初期や無症状でウイルスが少ない検体の場合、陰性となることがある。感染者が陰性となって退院したのに再び陽性となるケースも複数確認されており、ウイルスが一度減った後、再び増える「再燃」の可能性が指摘されている。

 今月6日以降、検査に公的医療保険が適用され、専門外来の医師が必要と判断したら実施できる。感染の不安解消のための検査は行わない。政府は1日最大約8千件の検査が実施できるよう態勢拡充を目指しているが、実際にはおおむね1千件台で推移している。

 PCR法では6時間程度かかる検査の迅速化も急務。栄研化学(東京)が開発した検出試薬キットでは「LAMP法」と呼ばれる手法により、検体採取からウイルス検出までを1時間半程度に短縮できる。

Q 感染したらどんな治療をするの?

A 重症の場合は肺炎治療が中心になる

 新型コロナウイルスは、上気道や肺でウイルスが増殖することで発熱やせきなどの症状が出る。軽症の場合は、症状を緩和させるための対症療法として、解熱剤やせき止め薬の投与や点滴などが行われる。基本的には、普通の風邪と同じで水分を多めに取り、安静にしていることが大事だ。

 肺炎が重症化した場合は肺機能の低下で呼吸困難・不全に陥ることがある。持続的な酸素投与が必要で、人工呼吸器による管理が有効となる。それでも救命が困難になれば、「体外式膜型人工肺(ECMO=エクモ)」と呼ばれる生命維持装置を活用するケースもある。

 ECMOは体外に吸引した血液の中に酸素を直接取り込み、体内に戻す治療法で、その間に肺の回復を待つ。日本集中治療医学会などによると、今月11日の集計で新型コロナウイルスの患者23人にECMOが装着され、うち12人が離脱・回復に至っているという。

 厚生労働省によると、発熱やせきなどの症状が治まり、ウイルスが検出されなくなったら「治癒」と判断される。クルーズ船の乗客乗員を除き、国内感染者のうち215人(19日現在、無症状を含む)が入院後に回復し、退院している。

Q どんな人が重症化するの?

A 高齢者や病気抱える人は早めに相談

 厚生労働省によると、重症化のリスクが高いのは、高齢者や糖尿病、心不全、呼吸器疾患などの病気を抱えている人や透析患者、免疫抑制剤、抗がん剤といった薬を投与されている人とされている。

 一般的には、妊娠中に肺炎にかかった場合、妊娠していないときよりも重症化する可能性があるため、妊婦も注意が必要だ。

 これらの人々に発熱や倦怠(けんたい)感、息苦しさの症状があれば、様子を見る期間は健康な人よりも短い「2日程度」で、帰国者・接触者相談センターに相談することが求められる。また、家族に感染が疑われる人が出たら、重症化しやすい人が看病をしないようにすることが大切だ。

 子供の重症化リスクはどうか。

 日本小児科学会によると、子供の患者が重症化したという報告はまれだという。ただ一般的には、小児ぜんそくなどのある子供が呼吸器感染症にかかったときには、重症化する恐れがある。

 子供の場合、呼吸数が多い、肩で息をする、呼吸が苦しい、唇や顔の色が悪いなど、肺炎が疑われるような症状があれば、速やかに医療機関を受診するよう呼びかけている。

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