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【書評】『安野光雅 自分の眼で見て、考える』安野光雅著

 一つの物事を極めた人生の先輩が語り下ろす「のこす言葉」シリーズ。本紙に10年にわたり「洛中洛外」などを連載した文化功労者の画家が94年の半生を振り返る。

 絵描きになるのが小学生の頃から夢で、24歳のとき上京。初めて売れた油絵や手がけた絵本の苦労を詳細に思い返し、スケッチ旅行で100回以上行った海外での艶っぽい話も披露。一方、「空白の時代だった」と語る軍隊時代を含む戦争には、強い憤りを示す。

 雲中一雁(うんちゅういちがん)がモットー。司馬遼太郎ら多くと知己を得たが、はぐれて飛ぶ雁のように1人でも平気という心意気で、病気も笑い飛ばす。(平凡社・1200円+税)

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