PR

ライフ ライフ

休校中の家庭学習にICT格差 民間塾はオンライン駆使、公立小中学校はプリント中心

オンラインのビデオ会議システムを使った進学塾「スクールFC」の質問教室の様子。生徒は自宅から、パソコンの画面を通じて個別指導を受けられる=12日午前、東京都内
オンラインのビデオ会議システムを使った進学塾「スクールFC」の質問教室の様子。生徒は自宅から、パソコンの画面を通じて個別指導を受けられる=12日午前、東京都内
その他の写真を見る(1/2枚)

 新型コロナウイルスの影響で臨時休校が続く中、家庭学習をめぐり、民間の塾などと公立小中学校との間で、情報通信技術(ICT)の活用に大きな差が生じている。オンラインの質問教室や講義をライブ配信する塾がある一方、公立小中学校の多くはプリント配布にとどまっているのが現状だ。専門家は「休校中の学習支援だけでなく、クラスメートや先生に会えないさみしさや、不安の緩和にもICTは役立つ」と話す。

 11日午後4時、東京都千代田区の進学塾「スクールFC」お茶の水校では、講師らが、ビデオ会議システム「Zoom」でつながった生徒約10人の自宅学習を見守っていた。

 同塾は15日まで休講にしたが、4日からオンラインによる質問教室を始めた。ビデオ会議と同様、カメラ付きのパソコンやタブレット端末を通じて画面上に生徒たちが集う。質問がある場合は講師と一緒に別の画面に移動。他の生徒に声が聞こえない環境で、個別指導を受けられる。

 「普段から会議で使用しているシステムを応用した」と同塾の松島伸浩代表。勉強する他の生徒の姿が画面に映るため「生徒たちは自宅にいても、いい刺激を受けている」と話す。

 東京都三鷹市にある「探究学舎」も休校中の子供のためにICTを駆使する塾だ。20日まで講義を無料でライブ配信する。宝(ほう)槻(つき)泰伸代表によると、コメントをリアルタイムに書き込めるユーチューブを使うことで「部分的だが双方向の授業を展開できる」という。

 一方、都内の公立小中学校では、家庭学習のため、教科書やドリルに加え、教師が用意したプリント教材を配布するケースが目立つ。全小中学校で1人1台タブレット端末を利用できる荒川区でも「通信費が家庭負担となることを考慮し、学校から持ち帰ることを許可しておらず、臨時休校中の課題はプリントが中心」と区教委担当者。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ