PR

ライフ ライフ

【学ナビ】千葉工大、ツタンカーメン鉄剣調査

 千葉工業大学地球学研究センター(千葉県習志野市)の松井孝典所長らのグループはこのほど、エジプト考古学博物館に出向き、ツタンカーメンの棺(ひつぎ)から見つかった鉄製の短剣の元素分布分析を行った。

 鉄剣は紀元前14世紀ごろの作とされるが、当時は現在のような製鉄技術がなく、鉄隕石(いんせき)を加工して作っていたという。ただ、加工の方法は不明で、解明のため調査を実施した。

 日本から分析機器や高感度カメラを持ち込み調べた結果、ニッケルの含有率から鉄隕石を材料にしていることは裏付けられたが、隕石内の元素分布の偏りからできる特有のしま模様がなかった。これは加工の際に加熱されたことで、分布が均等になった可能性を示しているという。ただ、1000度を超えるような超高温で加熱した場合に失われるはずの硫黄が検出されたことから、「加熱温度が一定の幅に絞られ、加工の方法や場所を知る手掛かりになる」(同センター)としている。

 同センターは鉄器文明の始まりの解明をテーマの一つにしており、来年度に同博物館を再訪してより詳細な調査を行う予定だ。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ