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【認知症と歩む】(34)新型コロナ、高齢者施設にも

 新型コロナウイルスの感染者が各地に広がり、大きな騒ぎになっています。

 名古屋市のデイサービス利用者から感染者が出て、市は2つの区にあるデイサービス事業所126カ所に2週間の休業を要請しました。事業所にも利用者にも家族にも大きな影響が出ています。介護施設はリスクが高い高齢者の居場所ですから、これらの施設は戦々恐々です。

 京都府のある特別養護老人ホームでは感染防止のために、小中高校の一斉休校に合わせて家族の面会禁止、納入業者などの施設内立ち入り禁止措置が取られました。母親を入所させたことで自分を責めている家族は、「申し訳ないと思って毎日面会に行っているのに、会えなくなってつらい。母はどうしているだろう」と気をもんでいます。しかし、別の施設では毎日面会に来ている家族には、検温、消毒をしてもらった上で面会を認めています。

 また、学校の一斉休校は親が働くことにも影響が出ています。介護現場での職員の欠勤は、たちまち利用者へのサービスに影響が出ます。ある施設は、施設内に職員の子供の居場所を作って、小中学生を持つ職員に出勤してもらっています。あるデイサービスでは同一法人内でやりくりして運営していますが、休校が長引いて職員の欠勤が増えれば、食事介助や入浴介助が十分にできなくなるのではないかと心配しています。

 それとともに、どの施設も頭を抱えているのはマスクと消毒液の不足です。行政にも訴えているにもかかわらず、手に入らないといいます。

 政府の新型コロナウイルス対応には、場当たり的、思いつき的との批判がありますが、パフォーマンスだけでなく審議中の新年度予算案にしっかり予算措置をするなど、効果的な裏付けのある対策をお願いしたいものです。=次回は3月27日に掲載

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