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「おうちで美術鑑賞」 休館相次ぐ美術館、異例のウェブ発信

十二支が合体し家内安全に?! 太田記念美術館のツイート「おうちで浮世絵」が話題だ
十二支が合体し家内安全に?! 太田記念美術館のツイート「おうちで浮世絵」が話題だ
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 この日紹介したのは特別展「江戸ものづくり列伝」(4月5日まで)。稀代の刀工、虎徹や蒔絵師(まきえし)の柴田是真(ぜしん)ら、江戸で花開いた精緻な職人仕事に光を当てた好企画だ。学芸員3人がかりで数年かけて準備してきただけに、「(休館は)残念。再開後はぜひ足を運んで、細部までじっくり見てほしい」と杉山さんは話す。

 番組は会期終了の4月5日まで、ニコ美で視聴できる。また3月12日には三菱一号館美術館の「画家が見たこども展」を、15日には大阪市立東洋陶磁美術館の「竹工芸名品展」を、いずれも午後7時から生中継する予定。今後も“無観客展示”を「できる限り紹介したい」(ドワンゴ担当者)という。

■研究員がYouTuberに?!

 動画共有サービス「YouTube」を通じて発信を続けているのは東京国立博物館(東京都台東区、16日まで休館予定)だ。桃の節句にあたる3日には、臨時休館のため1日しか公開できなかった特集展示「おひなさまと日本の人形」(22日まで)を約20分の解説動画にまとめてアップロードした。

 「こちらへどうぞ。すっごい大きいおひなさまでしょ? これは享保雛というものです」

 がらんとした展示室で、同館の三田覚之研究員が、すぐそこにいる観客に語りかけるように、ひな人形の歴史や特徴などを熱く解説してゆく。「今年は見ることができないのかと残念に思っていたのでとてもありがたいです」。視聴者からは、こんな感謝の気持ちを伝えるコメントも。

 広報活動の一環として同館は以前からYouTubeを活用してきたが、詳細な展示の解説動画を上げるのは初の試み。「急な休館に伴い、より多くの人に展示を届けたいと考えた。短期間で9千回超の再生回数になったのは経験のないこと」(広報室)と反響の大きさに驚く。

■病封じの浮世絵も

 動画だけではない。浮世絵専門の太田記念美術館(東京都渋谷区、16日まで休館予定)は2月末から、自宅で過ごす人々に向けて、ツイッターのハッシュタグ「#おうちで浮世絵」で、心がなごむ作品を中心に発信を続けている。「大変なときにありがとう」「お家の中で心が潤う」などと好評で、リツイートも相次いでいる。

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