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知事会見まで14時間 山梨の感染者バイト隠し、県にも課題

新型コロナウイルス感染者がコンビニエンスストアでアルバイトしていたことを発表する山梨県の長崎幸太郎知事=8日、県庁(渡辺浩撮影)
新型コロナウイルス感染者がコンビニエンスストアでアルバイトしていたことを発表する山梨県の長崎幸太郎知事=8日、県庁(渡辺浩撮影)

 新型コロナウイルスに感染した山梨県の60代会社員男性がコンビニエンスストアでのアルバイトを保健所に隠していた問題は、県の確認作業も不十分だった。公表も遅く、コンビニ側が発表してから長崎幸太郎知事が記者会見するまで約14時間かかった。

 男性は食品関係の会社の正社員で、副業として夜間、山梨市の「セブン-イレブン山梨上石森店」で働いていた。6日にPCR検査の陽性が確認され、山梨大付属病院に入院した。

 県によると、男性は7日午前4時ごろ、店のオーナーに「新型コロナに感染した」と電話連絡。対応を急ぐ必要性を考えたオーナーは午後9時ごろ、保健所に「従業員が感染したのではないか」と照会した。

 保健所は男性に「コンビニで勤務していたのか」と聞いたところ、男性が否定したため調査を始めなかった。セブン-イレブン・ジャパンは8日午前0時40分ごろ、保健所に「本人が申告しているので、自社の責任で公表する」と連絡した。

 ところが保健所は「本人が否定している上、セブン側の言っている男性の名前の読み仮名が保健所で把握している読み仮名と違う」として、生年月日などを確認するよう慎重な対応を要請した。

 セブン側は1時半ごろ、「情報は一致している」と保健所に連絡。2時ごろ、店舗を自主休業するとともに、ホームページで公表した。

 保健所は9時ごろになって男性に連絡し、店舗の勤務シフト表を確認。男性は、セブン側に感染を報告しながら保健所に嘘をついたことについて「会社に副業がばれるのを恐れた」という趣旨の釈明をした。

 その後の県の調査で、男性の濃厚接触者は同じ店舗で勤務していた8人で、うち1人に発熱の症状があると判明。男性が発症以降に勤務した時間の来店客は延べ333人と分かった。

 長崎知事が記者会見して公表したのは午後4時過ぎだった。

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