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【就活リサーチ】解禁でも…新型コロナの影響大きく

 3月1日に令和3年卒業予定者の就職活動が解禁となり、1週間あまり。「採用広報解禁3月、選考解禁6月」というルールは5年目を迎えましたが、今年は経団連が日程ルールの指針を示さないことや、夏に東京五輪・パラリンピックを控えていることから、ここ数年進んでいた早期化に拍車がかかりました。当社調査でも、2月1日時点で面接などの選考経験をもつ人が半数近くに上ります。「すでに本命企業の選考が始まった」という人も見られました。

 それでも多くの学生にとって3月1日は大きな節目だったようです。「3月1日から説明会の予約が始まった企業が多く、いよいよ本格化したと感じる」「企業のエントリーシート受付が始まり、選考スケジュールが明示された。乗り遅れないようにしたい」など、急に忙しさが増した学生が大半です。

 ただし、新型コロナウイルスの影響で、合同企業説明会(合説)や企業説明会などが軒並み中止・延期となり、思うように活動が進められないという悲鳴も多く聞こえてきます。「3月からの学内企業セミナーが開催中止になった」「3月上旬は企業説明会ラッシュの予定だったが、ほとんど延期になってしまい、スケジュールがガラガラ」と先の見えない状況を不安視する人もいるようです。

 「多くの合説が中止になったため、大手企業に希望者が集中し、ますます倍率が上がりそう」と影響を懸念する人もいます。ここ数年、売り手市場の影響で大手志向の学生が増加傾向にありますが、合説などの新たな企業を見つける機会が減ると、さらに人気企業の競争率が上がるのではないかというのです。「志望しているのは大手企業5、6社。少なすぎて不安なのでもう少し視野を広げたい。何社くらい受けるべきなのか」と悩む人も少なくありません。

 当社の調査ではここ数年、3月1日時点のエントリー社数は25社前後。さらに追加で10社程度エントリー予定という傾向が続いています=グラフ。多く受ければいいというものではありませんが、絞り過ぎて苦労したという学生は毎年一定数います。少しでも不安があるのなら、今のうちに就職情報サイトや企業の採用ホームページなどを積極的に活用して、視野を広げることをお勧めします。

 また、急(きゅう)遽(きょ)ウェブセミナーを実施するなど企業側も対応を始めていますので、そうした機会も有効に活用してもらいたいです。

 混乱の中でも、「影響は大きいが、今年の就活生はみんな同じ条件」と冷静に捉え、今できることに前向きに取り組む就活生の姿も見られます。危機に対応する力が、企業にも就活生にも求められています。

(キャリタスリサーチ 松本あゆみ)

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