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給食停止で広がる波紋 困惑、発想転換…業者あの手この手

■農業に関心を

 東京スマイル農業協同組合(JA東京スマイル)の農産物直売所「あだち菜の郷」(足立区)では7日、給食で使われる予定だった小松菜、キャベツ、大根、長ネギが店頭に並んだ。JA東京スマイルの担当者によると、野菜の廃棄による食品ロスをなくすため、2日から販売を続けている。

 1袋120円で販売していた小松菜を購入した女性会社員(59)は「農家の方が大切に育てた野菜が棄てられるのは悲しいので、こうした取り組みはいいと思う。これからも積極的に買いたい」と話す。

 小松菜を栽培する牛込農園(同区)の牛込聖英(きよひで)さん(50)は「暖冬の影響で野菜の価格が安かったので、給食停止はダブルパンチだ」と嘆く一方、「地元の野菜が給食に使われていることを知ってもらえるのはうれしい。農業に関心を持つきっかけになってくれたら」と期待を寄せた。

 給食用に小松菜やほうれん草などを納品している西東京市の農家の男性は「キャンセルにより、週に300~400キロ分のロスが生じている」と打ち明ける。当初は廃棄していたが、売ってほしいとの要望を聞き、直売所などで販売を始めた。給食再開の目途は立っていないが、作付けのシーズンを迎え、種をまかないわけにはいかない。

 男性は「われわれ生産農家だけでなく、加工業者、調理員、個人商店、生鮮食品など給食停止の影響は広範囲に及んでいる。早く支援策を示してほしい」と訴えている。

(本江希望)

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