新型コロナ、北海道の感染者92人に 新たに2人判明
感染が拡大している新型コロナウイルスをめぐり、北海道は7日、新たに道内で2人の感染が確認されたと発表した。道内の感染者は計92人となった。
道によると、2人はいずれも日本人で、空知地方に住む40代の女性とオホーツク地方に住む60代の女性。
このうちオホーツク地方在住の女性について、「北海道ガス」(札幌市東区)が同日、同社の北見支店(北見市)に勤務するグループ会社従業員であることを明らかにした。
北見市では、市内の貸会場で2月13~15日に開催された展示会で、感染者集団(クラスター)の発生が疑われているが、同社によると、女性は展示会に参加していなかったという。
同社によると、女性は2月26日、感染が疑われていた人と接触があったことが分かったため、自宅待機となっていた。その時点で症状はなかったが、5日に検査を受け、7日に陽性と判明した。
ほかの従業員や客と接する仕事ではなく、現時点でほかの従業員に関する感染の報告はないという。
同社は札幌や小樽、千歳、函館、北見の5地区でガスを供給。北見市内で感染が広がっていることから、北見支店の窓口業務とショールームの営業を3月2日から休止している。