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新型コロナ 静岡・宿泊キャンセル49万人 静岡空港は国際線ゼロに

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、静岡県内のホテル、旅館などの宿泊キャンセルが約49万人に上ったことが6日、分かった。キャンセルは全35市町で発生しており、中国人をはじめとする外国人客のみならず、日本人客がキャンセルの4割以上を占めていた。県と静岡、浜松両市の担当者を集めて開いた「新型コロナウイルスに関わる経済対策会議」の初会合で報告された。

 1月末から4月までの宿泊キャンセル数を、県観光協会が2月29日時点でまとめた。それによると、期間中のキャンセルは48万9974人で、このうち20万2804人(41・4%)が日本人客だった。月別のキャンセルは1月末まで=5万4413人▽2月末まで=16万7994人▽3月分予約=20万360人▽4月分予約=6万7207人-となっていた。

 県の担当者によれば、3月後半から4月についてはキャンセルの前に予約そのものがほとんど入らない状況だという。

 1~3月分の予約について2月5日時点で調べた前回調査では、新型コロナウイルスの影響による宿泊キャンセルがあったのは23市町で、9万277人だった。今回調査では、キャンセル数が前回の5・4倍になっており、観光業への打撃は深刻だ。

 宿泊施設の関係者からは「3月は壊滅的な状況で、4月もキャンセルが多く発生すると予想」「ゴールデンウイークや夏休みに影響することが心配」といった悲痛な訴えがあった。

 県観光交流局の杉本達男局長は「49万人は大きな数字。タイミングをみて県と政令市が一丸となって振興策を打っていきたい」と厳しい表情だった。

 県は、新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込んだ中小企業などを対象に、県制度融資の利用を呼びかけている。6日からは、前年同月比で売り上げが10%以上減少した企業が利用できる制度融資の対象に、旅館・ホテル、旅行代理業などが追加された。

 ただ、すでに中国路線の全便が今月末まで欠航している静岡空港で、6日には韓国・チェジュ航空が日本政府の要請を受ける形でソウル線の欠航を決めた。これにより、静岡空港では最短でも今月下旬までは国際線が全便欠航になった。

 このように新型コロナウイルスは県内経済全般に大きな影響及ぼしており、県商工業局の杉山俊博局長は「影響は、リーマン・ショックや東日本大震災を上回ることも考えられる」と危機感をあらわにしていた。

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